人とAIの織りなす社会
Society of Humans and AI Agents

November 24th 13:00-16:00 at Auditorium
We will hold an Open Forum on the topic of Organic AI Alignment in Japanese for local citizens and students.
All ICONIP participants are welcome to join. The talks will be in Japanese, but we will provide AI translated English caption on the screen.

2025年11月24日（月、祝）13:00-16:00
沖縄科学技術大学院大学講堂 (https://www.oist.jp/ja/campus/access-map)
Webサイト：https://iconip2025.apnns.org/forum

開催趣旨

今日AIは誰もがいつのまにか使っている技術となり、私たちの日々の生活からビジネス、教育、政治、文化芸術、最先端の科学技術まで、AI抜きには語れない時代が来ています。このたび世界各国のAI研究者を集めた国際会議ICONIP2025が沖縄科学技術大学院大学 (OIST) で開催される機会に、研究者と市民、学生のみなさんとが一緒になり、これからAIはどう進化するのか、私たちはAIとどう関わっていけばよいのか、AIによる危険や弊害をどう予測し抑えることができるのか、学び合い話し合う公開フォーラムを開催します。

AI研究開発の先端を走る研究者を講師、パネリストとして招き、それぞれから見えるAIの新たな地平を語ってもらい、参加者の皆さんと一緒に質疑応答を行います。発表は日本語で、スクリーンにはAI翻訳の英語字幕を表示する予定です。

プログラム

参加登録

現地 / オンラインの参加は無料です。以下より事前登録をお願いします。
Participation is free of charge for both on-site and online attendees. Please complete your pre-registration from the link below.
All registered ICONIP 2025 participants are welcome to join. Registration is not required.

問合せ先：iconip2025@apnns.org

講師・パネリスト・コーディネーター紹介

山田祐太朗（Sakana AI）

イェール大学で統計学・データサイエンスの博士課程を取得後、Sakana AIでリサーチサイエンティストを務める。博士課程中にMeta、アレン人工知能研究所（AI2）でリサーチインターンとして研究に従事。現在の関心は、大規模言語モデル（LLM）エージェント、オープンエンドな探索、自己改良型AI、科学的発見の自動化など。

岡瑞起（千葉工業大学、Artificial Life Institute）

博士（工学）。千葉工業大学 変革センター主席研究員。一般社団法人人工生命国際研究機構代表理事、株式会社ConnectSphere代表取締役。経済産業省「未踏IT人材発掘・育成事業」プロジェクトマネージャー。専門は人工生命、Open-Endedness。著書に『 ALIFE：人工生命──より生命的なAIへ』など。AIが企業活動や人間の創造性にもたらす影響を、学術研究とビジネス実践の両面から探求している

濵田太陽（株式会社アラヤ）

神経科学者（博士）。リサーチチームリーダー(NeuroAI事業部ペルソナインテリジェンスラボ, 株式会社アラヤ)。DeSci Tokyo代表、Merito Network科学諮問委員会委員。2019年沖縄科学技術大学院大学(OIST)科学技術研究科博士課程修了。2022年より内閣府が主導する破壊的イノベーションの創出を目指す大規模な国の研究開発プログラムMoonshot R&Dプログラム
 (目標9)「逆境の中でも前向きに生きられる社会の実現」(山田PMグループ)のPIとして、心のモデル化と身体ダイナミクスの解析に従事。研究テーマは、全脳ダイナミクス研究や生成AIによるデジタルツイン。

林祐輔（AI Alignment Network）

AI Alignment Network理事／リサーチサイエンティスト。Humanity Brain, Inc. CRO。 九州大学大学院理学府修士課程修了（物理学）。日本銀行エコノミスト、ナウキャスト チーフデータサイエンティスト、Japan Digital Design（MUFGグループ）シニアリサーチャーを経て現職 。 物理学とマクロ経済学の背景を持ち、現在は能動的推論や自由エネルギー原理の枠組みを用いた「集団的予測符号化（Collective Predictive Coding）」の研究および、認知セキュリティ領域での技術開発に従事 。AGI 2025等の国際会議にて、AIエージェントの探索と創発に関する理論的研究（Universal AI maximizes Variational Empowerment）を発表するなど、人間とAIの共生に向けた理論構築と社会実装の両面から探求している 。

山川宏（東京大学、AI Alignment Network）

東京大学博士(工学)1992年取得。富士通研究所、RWCプロジェクトを経て、2014〜19年ドワンゴ人工知能研究所所長。現在、東京大学主幹研究員、近畿大学客員教授、NPO法人全脳アーキテクチャ・イニシアティブ代表理事、AIアライメントネットワーク理事。人工知能学会前編集委員長・汎用人工知能研究会主査として学術界を牽引し、脳型汎用人工知能とAI安全性の先駆者としてポストシンギュラリティ共生学を提唱。

谷口忠大（京都大学、立命館大学）

京都大学大学院情報学研究科教授。博士（工学・京都大学）。2006年京都大学大学院工学研究科博士課程修了。立命館大学情報理工学部助教、准教授、教授を経て2024年より現職。その間、Imperial College London客員准教授などを歴任。現在、パナソニックホールディングス株式会社シニアテクニカルアドバイザーを兼務し、AI研究開発にも従事。また、一般社団法人Tomorrow Never Knows理事、一般社団法人ビブリオバトル協会代表理事、一般社団法人AIロボット協会（AIRoA）理事、株式会社ABEJA技術顧問、IEEE Cognitive and Developmental Systems Technical CommitteeのChair 専門は人工知能、創発システム、認知発達ロボティクス。言葉の学習とその意味理解のメカニズムを、記号接地問題やシンボル創発という観点から、構成論的アプローチを用いて探求する「記号創発ロボティクス」の分野を開拓。 主な受賞歴にシステム制御情報学会論文賞、Advanced Robotics Best Survey Paper Awardなど多数。主な著書に『記号創発ロボティクス』（講談社）、『心を知るための人工知能』（共立出版）、『イラストで学ぶ人工知能概論』（講談社）など多数。

銅谷賢治（OIST, ICONIP2025大会長） https://www.oist.jp/ncu

東大工学部助手から1991年San Diegoに移り脳科学を学び、1994年から京都のATRで自ら行動を学習するロボットの開発と脳の学習のしくみの研究を行う。2004年沖縄に渡り沖縄科学技術大学院大学(OIST)の設立に関わり、2011年OIST開学とともに教授、副学長に就任。2018年国際神経回路学会Donald O. Hebb賞、2024年Ironman Hawaii完走。